6年前、NISA口座を開いた直後のことです。
コロナショックが来て、みるみると評価額がマイナスになっていきました。「やっぱり投資なんてするんじゃなかった」と何度思ったか……。
でも積み立てをやめずに続けた結果、今ではしっかりプラスになっています。
あのとき不安だったのは、「月1万円の積立で本当に意味があるのか」「このまま続けていいのか」という気持ちでした。同じように迷っているパパに向けて、6年間の実体験と数字で、正直にお答えします。

結論:月1万円×20年で、約407万円になる可能性があります
まず結論からお伝えします。
私は現在40歳。60歳の定年まで20年間、月1万円を積み立て続けると——元本240万円が約407万円になる計算です。元本はそのままなのに、約167万円が”増えた分”として積み上がります。
これが複利の力です。
複利とは「利息にまた利息がつく」仕組みのこと。最初は小さな雪玉でも、転がし続けるうちにどんどん大きくなるイメージに近いです。

シミュレーション:積立額別・期間別で比較してみると
月1万円だけでなく、月3万円・月5万円の場合も見てみましょう(年率5%想定)。
| 積立額 | 10年後 | 20年後 | 30年後 |
|---|---|---|---|
| 月1万円 | 約156万円 | 約407万円 | 約832万円 |
| 月3万円 | 約468万円 | 約1,221万円 | 約2,448万円 |
| 月5万円 | 約780万円 | 約2,035万円 | 約4,080万円 |
※年率5%はあくまでシミュレーション上の想定値です。実際の運用成果を保証するものではありません。
月1万円でも、20年続ければ407万円。30年続ければ832万円になります。
「月1万円なんて少ない」という感覚が、少し変わってきたのではないでしょうか。
新NISAとは?30秒でわかる基本スペック
2024年1月にスタートした新NISA。従来のNISAから大きく改善された点が2つあります。
1. 非課税が永遠に続く(無期限)
旧NISAは非課税期間が5〜20年と決まっていましたが、新NISAは無期限です。長期保有すればするほど有利になります。
2. 枠が大幅に拡大された
- つみたて投資枠:年間120万円まで
- 成長投資枠:年間240万円まで
- 生涯の上限:1,800万円(簿価ベース)
月1万円の積立であれば、つみたて投資枠で余裕を持って運用できます。
月1万円でも「意味がある」3つの理由
理由1:複利が時間をかけて雪だるま式に増やしてくれる
複利は、時間が長ければ長いほど効果が大きくなります。10年後より20年後、20年後より30年後の方が、増え方は加速していきます。
月1万円でも早く始めた方が、月3万円を10年後から始めるより最終的に多くなるケースもあります。「少ないから意味ない」ではなく、「少なくても今すぐ始める」が正解です。
理由2:ドルコスト平均法で「暴落リスク」を自然に分散できる
毎月一定額を積み立てる方法を「ドルコスト平均法」といいます。価格が高いときは少ない口数、安いときは多い口数を買うことになるため、平均購入単価が下がりやすくなります。
暴落が来ても焦らず積み立て続けることで、回復後の利益がより大きくなります。
理由3:新NISAなら利益に税金がかからない
通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかります。しかし新NISA内で運用した利益は非課税です。
月1万円の積立でも、長期で見れば非課税の恩恵は数十万円単位になることがあります。
よくある疑問Q&A
Q:今から始めても遅くないですか?
全く遅くありません。新NISAに「始め時」はなく、今日が一番早いスタートです。ドルコスト平均法で積み立てる限り、スタートが少々遅れても大きな差にはなりにくいです。「タイミングを見計らって始めよう」と思っているうちが、一番のロスになります。
Q:元本割れが怖いです
私自身、始めてすぐにコロナショックが来て評価額がマイナスになりました。正直、かなり不安でした。それでも積み立てをやめなかった結果、今ではしっかりプラスになっています。暴落のときこそ、安い価格でたくさん買えているということ。長期運用ほどリスクは下がる傾向があり、続けることが何より大切だと実感しています。
Q:月1万円で足りますか?もっと増やした方がいいですか?
増やせるなら、もちろん増やした方がいいです。ただ、大切なのは「無理せず続けられる額」を選ぶことです。家計を圧迫して投資を止めてしまっては元も子もありません。月1万円でスタートして、余裕ができたら増額する——というスタンスが現実的です。
月いくら積み立てればいい?目安の考え方
一般的な目安として、手取り収入の10〜20%が投資に回せると理想と言われています。
- 手取り20万円なら:月2〜4万円
- 手取り30万円なら:月3〜6万円
- 手取り40万円なら:月4〜8万円
私自身は以前、月5万円を積み立てていましたが、今は副業に集中するため月1万円に減らしています。副業で収入が増えれば、また積立額を戻す予定です。生活のステージが変わっても、続けることを最優先に「今の自分に合った額」を選ぶ——それが6年続けてきた中で一番大切だと感じていることです。
子育て中はどうしても出費が多いものです。「完璧な額を積み立てよう」と考えるより、「今できる額でスタートする」を優先しましょう。

さっそく始めるための3ステップ
ステップ1:ネット証券で新NISA口座を開設する
楽天証券・SBI証券・マネックス証券などが使いやすいです。スマホで10〜15分あれば申し込みできます。
ステップ2:つみたて投資枠でインデックスファンドを選ぶ
初心者には、世界中の株に分散投資できる「全世界株インデックスファンド」や「S&P500連動ファンド」が選ばれることが多いです。
ステップ3:毎月の自動積立を設定する
一度設定すれば、あとはほったらかしでOKです。忙しいパパにとって「自動化」こそが最大の武器になります。
まとめ:月1万円でも、20年後の自分への大切な投資になります
月1万円は決して「少ない」投資ではありません。
コロナショックでマイナスになっても続けた結果、今はプラスになっています。続けることで複利が働き、非課税の恩恵を受けながら、20年後には元本240万円が約407万円——元本の1.7倍以上になる可能性があります。
大切なのは「完璧な金額」より「今すぐスタートすること」です。
子育てで忙しい今だからこそ、自動積立で未来の自分に種を蒔いておきましょう。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を勧めるものではありません。投資にはリスクが伴います。詳細は各金融機関の公式情報をご確認ください。