お盆の帰省は、行くと決めた時点で出費がほぼ確定します。高速代もガソリン代も、値切りようがないからです。
しかも2026年は事情がひとつ違います。8月8日から16日までは、高速道路の休日割引が使えません。土日祝に走っても3割引きにならない期間に、ちょうどお盆が丸ごと入っています。
しかも厄介なことに、休日割引が効く週末は8月2日(日)を最後に、8月22日(土)まで飛びます。お盆に動く人は、ほぼ全員が定価スタートだと思っておいたほうが確実です。
4人家族・片道500kmで帰省した場合、往復と滞在で約59,500円でした。
- 高速代(往復)だけで 約21,200円。お盆は休日割引ゼロ
- ガソリン代 約11,300円+お土産・外食で 約27,000円
- 深夜0時〜4時に走れば30%引き。往復とも深夜なら約6,400円戻せる
- お盆の帰省費用が、費目ごとにいくらかかるか
- 2026年のお盆に休日割引が使えない正確な日付
- お盆でも生きている割引と、その使い方
- お土産・外食で膨らむ分をどこまで抑えられるか
- そもそも割引を受けられない人がいる、という落とし穴
帰省の費用って、毎年なんとなく財布から消えていくだけで、内訳を見たことがありませんでした。今年ちゃんと積み上げたら、思っていたより高速代の比率が大きかったです。
お盆の帰省費用は往復いくら?4人家族の内訳
結論から言うと、片道500kmの帰省で約59,500円でした。前提は、4人家族・普通車・片道500km・実家に2泊、という条件です。
500kmは、東京から大阪、名古屋から広島あたりの距離感です。宿泊費が乗らない実家帰省でも、これだけかかります。
| 費目 | 計算のもと | 合計 |
|---|---|---|
| 高速代(往復) | 片道約10,600円×2・お盆は割引なし | 約21,200円 |
| ガソリン代 | 往復1,000km÷15km/L×170円 | 約11,300円 |
| お土産・お供え | 手土産3,000円×2軒+お供え5,000円 | 約11,000円 |
| 滞在中の外食 | 1回8,000円×2回 | 約16,000円 |
| 合計 | — | 約59,500円 |
ガソリン代の170円は、資源エネルギー庁が発表しているレギュラーの全国平均です。2026年7月27日時点で1リットル170.1円と、じわじわ上がっている水準でした。
2026年のお盆はなぜ高い?休日割引が使えない日
高速道路には、土日祝に約30%安くなる休日割引があります。ところがNEXCO各社は、混雑する時期はこれを止めています。
2026年8月8日(土)〜8月16日(日)は、休日割引が適用されません。
この期間に含まれる土日祝、つまり8月8日・9日・11日(山の日)・15日・16日に走っても、3割引きにはならないということです。
ゴールデンウイーク、シルバーウイーク、年末年始も同じ扱いで、2025年度からはすべての3連休も対象外になっています。
ここで効いてくるのが、お盆の土日祝に走る人は、往復で5,000〜6,000円ほど高い状態からスタートするということです。安くなっているのが普通だと思って予算を組むと、あとで足が出ます。
恥ずかしい話、私はここ数年ずっと「土日だから割引が効いてるはず」と思い込んでいました。実際は一番混む時期に一番高い料金を払っていたわけです。
逆に8月13日や14日のような平日に走るなら、そもそも休日割引の対象外なので損失はありません。ただし安くなるわけでもなく、最初から定価です。
ここで注意したいのが、日程をずらしても休日割引はほぼ拾えないということです。休日割引はもともと土日祝しか効きません。除外が明ける8月17日は月曜、その前の8月7日も金曜で、どちらも平日です。
2026年8月で休日割引が効くのは、除外前が8月1日(土)・2日(日)、明けたあとは8月22日(土)・23日(日)。お盆の帰省日程として現実的な範囲には、ほとんど残っていません。
平日に走らせる価値はあります。ただしそれは渋滞を避けるためであって、割引のためではありません。料金を下げる打ち手は、実質的に次の深夜割引ひとつです。
高速代を下げる方法は?深夜0時〜4時なら30%引き
休日割引が止まっていても、深夜割引は生きています。お盆でも年末年始でも、ここだけは止まりません。
- 割引率:30%
- 時間帯:毎日 0時〜4時(お盆も年末年始も除外なし)
- 対象車種:すべての車種(休日割引は軽・普通車のみ)
この時間帯に高速道路を走っていれば適用されます。往路・復路とも深夜に走れば約6,400円、片道だけなら約3,200円。休日割引が使えた場合と同じか、それ以上に安くなる計算です。
0時から4時のあいだに少しでも走っていれば対象になります。0時前に入って4時以降に出ても適用されるので、深夜0時をまたぐように出発時間を組むのが現実的です。
もうひとつ、見落とされがちな前提があります。これらの割引はETCで通らないと1円も効きません。料金所で現金を払うと、深夜だろうと休日だろうと定価です。
- ETCを使っていない:入口・出口ともETC無線通行が条件。現金払いは対象外
- 大都市近郊区間を走る:東京・大阪の周辺は休日割引の対象外。地方部の区間だけが割引される
- 中型車以上で走る:休日割引は軽自動車と普通車のみ。深夜割引は全車種OK
- 対象外の道路を走る:深夜割引はNEXCO3社の路線が対象。京葉道路・第三京浜・横浜新道・横浜横須賀道路は含まれません
ETCカードを持っていない場合、年会費無料のクレジットカードに無料で付けられるものがあります。エポスカードはカード本体もETCカードも年会費が0円です。
エポスETCカードは、届くまで通常約2週間かかります。今から申し込んでも8月8日には手元にありません。
効いてくるのは次の帰省からです。年末年始も12月26日〜1月11日が休日割引の対象外なので、そこで深夜割引を使えるようにしておく、という順番になります。
※深夜割引は「時間帯を22時〜5時に広げ、その時間帯に走った分だけを後日還元する方式」への見直しが決まっています。2026年3月時点で運用開始日は未定ですが、切り替わるとETCマイレージサービスへの登録が必要になります。次の帰省前に最新の条件をご確認ください。
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お土産と外食はどこまで削れる?わが家の線引き
試算では、お土産と外食で約27,000円。交通費より大きい費目です。ただしここは、削り方を間違えると帰省そのものが気まずくなります。
逆に削らないと決めたのは、お供えと子どもたちの分です。年に1回しか会わない祖父母との時間に節約を持ち込むと、何のために500km走ったのか分からなくなるからです。
削るのは移動のコスト、残すのは滞在のコスト。この順番だけ決めておくと、現地でいちいち迷わなくて済みます。
まとめ|お盆の帰省費は「移動」で決まる
- 片道500kmの帰省で、往復と滞在の合計は約59,500円
- 2026年8月8日〜16日は休日割引の対象外。土日祝に走っても3割引きにならない
- お盆でも深夜0時〜4時の30%引きは使える。往復とも深夜なら約6,400円戻る
- 割引はETC無線通行が条件。現金払いだと1円も効かない
- 削るのは移動、残すのは滞在。お土産はサービスエリアで買わない
6万円と分かっていれば、行くか行かないかで悩まずに済みます。しんどいのは金額そのものより、いくらか分からないまま出発することでした。
