「今週もう2回目の外食だっけ?」と、レシートを見てから気づくことはありませんか。外食やテイクアウトは1回ごとの額が小さいぶん、月に何回行ったかを数えないまま増えていきます。
この記事では、4人家族の外食を「1回の額×回数」で年額に直し、月何回までにするかを決める手順を試算します。
- 家計調査(2025年・二人以上の世帯)の外食は月1万6,563円=年約19万9,000円
- 4人家族で1回4,000円の外食なら、月4回で年19万2,000円・月6回で年28万8,000円(モデル試算)
- 月1回減らすだけで年4万8,000円。やめるより「上限の回数」を決めるほうが続く
- 家庭の外食費の平均はいくらか(家計調査)
- 4人家族の外食を回数別に年額へ直した表
- 値上げが続くと外食1回あたりいくら増えるか
- 外食を月何回までにするか決める3ステップ
外食をやめると決めても、仕事と育児で疲れた日にはやっぱり頼りたくなるんですよね。だから「やめる」ではなく「何回まで」で考えることにしました。
家族の外食費の平均はいくら?家計調査では月1万6,563円
総務省の家計調査(2025年平均)では、二人以上の世帯の外食は1か月平均1万6,563円でした。年に直すと約19万9,000円です。前年より名目で5.9%増えています。
同じ調査の食料全体は月9万4,895円なので、食費の約17%が外食という計算になります。
| 二人以上の世帯(2025年) | 1か月平均 |
|---|---|
| 消費支出 | 31万4,001円 |
| 食料 | 9万4,895円 |
| うち外食 | 1万6,563円 |
平均との比べ方そのものは、4人家族の支出を家計調査と比べた記事で、人数をそろえる手順をまとめています。

4人家族の外食は月何回で年いくら?1回の額×回数で試算
ここからは、4人家族がファミリーレストランで1回4,000円使うと仮に置いて試算します。1回の額は家庭ごとに違うので、自分の家の1回の額に置き換えて読んでください。
| 外食の回数 | 月額 | 年額 |
|---|---|---|
| 月2回 | 8,000円 | 9万6,000円 |
| 月4回(週1回) | 1万6,000円 | 19万2,000円 |
| 月6回 | 2万4,000円 | 28万8,000円 |
| 月8回(週2回) | 3万2,000円 | 38万4,000円 |
週1回のペース(月4回)で、ほぼ家計調査の平均と同じ額になります。週2回になると年38万円を超え、平均の約2倍です。
実際は、ファミレスだけでなく回転ずしやテイクアウトも混ざります。たとえば次のような月を考えてみます。
| ある月の外食 | 金額 |
|---|---|
| ファミレス(4,000円×2回) | 8,000円 |
| 回転ずし(6,000円×1回) | 6,000円 |
| テイクアウト(3,000円×2回) | 6,000円 |
| 合計(5回) | 2万円=年24万円 |
1回ずつは数千円でも、5回で月2万円です。テイクアウトは「外食ではない」と思いがちですが、家計調査でも飲食店の持ち帰りや宅配は「外食」に数えます(スーパーやコンビニの弁当・惣菜は「調理食品」で別)。回数に入れないと上限が意味をなさなくなります。
表にしてみると、回数は1回動くだけで年の額が大きく変わります。月1回減らすだけで年4万8,000円。子どもの習い事の数か月分になります。
- 1回4,000円の外食を月1回減らす → 年4万8,000円
- 1回3,000円のテイクアウトを月1回減らす → 年3万6,000円
- ただし代わりに作る食材費が家の食費に乗るので、浮くのは全額ではない
外食の値上げで1回いくら増える?平均6%なら1回240円
外食の値段も上がっています。たとえばサイゼリヤは2026年10月29日から、メニュー全般を平均6%値上げすると発表しました。ミラノ風ドリアは300円から320円になります(レジャー施設周辺・都市部の一部24店舗は平均10%)。
仮に、1回4,000円の外食がどこでも6%上がったとすると、1回あたり240円の増加です。
| 回数 | 6%上がった分(年) |
|---|---|
| 月2回 | 5,760円 |
| 月4回 | 1万1,520円 |
| 月6回 | 1万7,280円 |
値上げ分そのものは、月4回でも年1万1,520円です。月1回減らすと年4万8,000円動くので、値上げ分を気にするより、先に回数の上限を決めるほうが効きます。
外食以外も含めた食費全体の値上げは、4人家族の食費は月いくら増える?で試算しています。

外食は月何回までにする?上限を決める3ステップ
上限は、金額で決めてから回数に直すと続きやすくなります。金額だけだと月末まで残りが見えず、回数だけだと高い店に行った月に崩れるからです。
- ①直近3か月を書き出す:カード明細やスマホ決済の履歴から、外食とテイクアウトを抜き出して回数と1回の平均額を出す
- ②月の上限額を決める:今の額から月1回分を引いた額を出発点にする(平均の月1万6,563円は給食込み・2.87人世帯の数字なので、そのまま上限にはしない)
- ③回数に直して先に予定に入れる:上限額÷1回の平均額=月の回数。うち1回は「疲れた日用」として空けておく
たとえば今が月5回・2万円なら、1回分を引いた月1万6,000円が上限です。1回の平均が4,000円なので月4回、そのうち1回を疲れた日用にします。
何を回数に数えるかを夫婦で先にそろえておかないと、「あれは外食じゃない」で枠がゆるみます。数える範囲を決めることが、上限そのものより大事です。
・回数を使い切った月にコンビニの惣菜や弁当が増える(外食の代わりになっているなら、同じ枠に入れる)
・「疲れた日用」の1回を月初めに使ってしまう(月の後半まで取っておくと、残りの回数を気にしすぎずに済む)
「疲れた日用の1回」を残しておくのは気持ちの面で大きいです。使える回がまだあると思えると、今日は家で食べようと素直に思えるんですよね。
わが家でも、家計を公開して見直したときに「なんとなくの外食・コンビニ」を回数を決めて枠で管理するようにしました。やめるのではなく枠に入れる、という考え方は外食でも同じです。
まとめ|外食は「やめる」より「月何回まで」を先に決める
- 家計調査の外食は月1万6,563円=年約19万9,000円(学校給食も含む)
- 4人家族で1回4,000円なら、月4回で年19万2,000円・月8回で年38万4,000円
- 月1回減らすと年4万8,000円。平均6%の値上げ分(月4回で年1万1,520円)より回数のほうが効く
- 上限は金額で決めて回数に直し、1回は「疲れた日用」に残す
- テイクアウト・デリバリーも同じ回数に数えると枠が崩れにくい
外食だけでなく、食費・光熱費・通信費をまとめて見直したいときは、手を付ける順番と金額の目安をこちらに整理しています。
・外食月1万6,563円(前年比名目5.9%増)、食料月9万4,895円、消費支出月31万4,001円、平均世帯人員2.87人・世帯主の平均年齢60.7歳:総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年(令和7年)平均結果の概要」
・平均6%の価格改定(2026年10月29日から)、ミラノ風ドリア300円→320円、ランチ・モーニング限定メニューは据え置き、一部24店舗は平均10%:株式会社サイゼリヤ「10月29日(木)価格改定のお知らせ」(2026年10月14日)
・外食1回4,000円、回転ずし6,000円、テイクアウト3,000円、すべての外食が6%上がる前提は、試算のために仮に置いた数字です。わが家の実際の外食額ではありません
執筆:papakakei.com 編集部
